犬のペロは、いつも優しくしてくれるおかあさんに、ネックレスをプレゼントしたいと思いました。
だったら、働いてお金を稼がなければ!
そう決心したペロは立ち上がり、赤いベルトを腰にきゅっとまき、いつも守ってもらっていることの象徴である首輪を外します。
でも、どの仕事もうまくこなせずに辞めてしまいます。そのたびにペロは落ち込むのだけれど、おかあさんにネックレスをプレゼントするため、何度も立ち上がるのです。
あきらめないのは、全ておかあさんを想うゆえ。
その気持ちが、ページをめくるたびにジンジンと伝わってきました。