表紙のつぶらな瞳に惹かれました。
そして、力強い意志も伝わってきます。
野原の小さな池で、オタマジャクシの仲間と暮らしていた「ぼく」。
でも、みんながカエルになっていくのに自分だけ変わらないのですね。
仲間の励ましにもかかわらず、他の生き物たちはからかってばかり。
抵抗したら、意外な展開に。
これはかなり衝撃的です。
作者の子ども時代の実体験をもとにして作られた作品だそうです。
生命力のある生き物像が印象的な作者ならではの迫力に、
そのメッセージが伝わってきます。
生物学的な知識も必要なので、小学生くらいからでしょうか。