おばけの数え歌絵本です。
植垣歩子さんの描くおばけたちはとても面白いです。
かっぱはなぜか、洗面台でプール遊びしているし、
大入道(?)は、小さい人間用の湯飲みを指でつまんで楽しんでいます。
しかも、この、大入道場着ている着物の柄が、なんともいえません。これは花札的なにかでしょうか?(今の子どもたちって、花札は知らないかな?)
からかさおばけがヒールを履いて楽しんでいる姿に、驚いている玄関の真っ赤な金魚も印象的でした。
その他、1つ1つのテキストは、簡単な数え歌でしかないのですが、その一場面い場面にきらりと比較面白さが隠れていて、何度もじっくり読んで楽しんでしまいました。
そしてなにより、朝がきてそれぞれのおばけたちが大慌てで外に逃げていくとき、一体一体に個性が出ていて面白かったです。
今度、学童などのお話会で使ってみたいです。