タイトルが面白そう!と思い、手に取りました。
読み進めていると、おかしいな、変だな・・・
タイトルから感じた「面白そう!」とは違う感じ。
そのうちウラン、プルトニウムの単語が出てきて、
「ああ、そういう「ひみつ」だったのか」・・・と。
わくわくしていた気持ちが消え、
ちょうどテレビで見た被爆された方が、
アメリカの原子力の町へ訪ねられた時の様子を思い出しました。
大人が読めば、これが広島・長崎の原爆の話に通じるものだとすぐに分かりますが、
ウランやプルトニウムが何の原料なのかが分からない子供には、
最終場面で爆発が起こり、キノコ雲が出来て・・・というシーンは、
「爆弾が割れて怖かった」というだけの感想になりそうです。
こういうお話はさじ加減が難しいと思いますが、
後書きにある内容を
本編でもう少し触れてくれていると、
より子供達に伝わるものがあるのではないかと思いました。