人の多様性やハンディキャップなど難解なテーマをヨシタケさんらしくユーモアたっぷりに描いた一冊です。
最後にヨシタケさんがおっしゃっている、
おなじところをさがしながら、ちがうところをおたがいにおもしろがればいいんだね、
という言葉は結構道徳的なことだと思うのですが、
宇宙飛行士のぼくが、目が3つある人の星におりたつというユニークなスタートにすることで、
一気にヨシタケシンスケワールドへ引き込まれ、難解なテーマも素直に入ってくるように思います。
特に小学生に大人気のヨシタケさん。
ヨシタケさんの絵本だし、面白そうだと手にとる子は沢山いると思います。
普段、このようなテーマのものを読まない子供にも考えるきっかけに、ヨシタケさんが、このテーマを描くということにとても意味があると思いました。