ピクニックに行った先で、たまたま見つけた犬、ウィリー。
飼い主がいるかもしれないから、と家に連れて帰ることはしませんでしたが...
家族は、どうも落ちつかない。ウィリーのことが心配で。
子供のころ、よく犬を拾ったものでした。結局誰も飼えなくて、どこかの片隅において、みんなで順番にえさをやりに行ったりしました。
その頃のことを思い出しました。
どうしてるかな、あの犬。いつもいつも心の片隅にひっかかる、その気持ちよくわかります。
そして、やっぱりウィリーはのら犬だったのだけれど、
「首輪もないし、ひももつけてないから。」
という野良犬係のおじさんに、とっさにとった子供たちの行動が、なんとも素敵。
自分のベルトをはずし、髪のリボンをとって、「首輪もひももある。」と主張する姿がなんともいじらしいですね。
ウィリーを連れた幸せそうな子供たちの顔と、ウィリーの安心しきった顔。
最後のしめくくりがとてもいい。
こういう気持ち、大切に大きくなってね。