『木はいいなあ』の絵を担当した、フランス生まれスペイン育ち後アメリカを生活の基盤にしている、マーク・シーモントさんが、友人から聞いた実話を、15年以上も構想を練り続けて完成した本だそうです。
アメリカ?のごく普通の家庭、今日は大きな公園へピクニック。
そこで、出会ったのら犬くん。ちょっと仲良くなって、名前まで付けちゃって、家に連れて帰りたいけれど…。
連れて帰れなかった犬のことを、家族それぞれが気にかけて過ごす一週間のページが好きです。
犬のピンチに、思わずついた こどもたちの必死な嘘にグッと来てしまいました。なんていったって、ここの姉弟の絵が素敵です。
息子は、鼻声で、「風呂、デカッ!」。
「そこじゃないでしょ。」って、涙を拭いながら次の言葉を言おうとしたら、「はは、犬には弱いもんねえ〜。」って、鼻水啜りながら言っていました。心の中で『君もだろ!』って、つぶやいた母でした。
最後のページで、ウィリーに声をかけたくなりました。