実話をもとに書かれたそうで、みんなの心情がよく表れています。
短い文章と絵で、読み手に想像させてくれます。
特に、「げつようび」から「きんようび」までの文字と絵が、
みんなが心配している様子が、こちらまで切なくなります。
再会した時の子どもたちの機転もすばらしいです。
その後の絵だけのページから、子どもたちの喜びがあふれています。
そして、いぬをつかまえた男の人がほほえましそうにそれを見ていて、あたたかい気持ちになります。
最後のページもいぬの喜びを、子どもたちと遊んでいる絵ではなく、
こんな絵にするあたり、じーんとしてしまいます。
やっと、安住の地に来れたんだなあ。。