まだ山登りをしたことのない小さな息子たちと読みました。
山のてっぺんてどんな感じだろう、山登りは、最後がしんどくて、険しい山道を越えてのてっぺんの感動を子供たちはまだ知りません。
山登りと言えば、苦労の末の感動、と一言で言ってしまいそうですが、子猫のルルは、あなぐまのおばあさんから他にもたくさんのことを学びます。
困っている人(本では鳥)を助けたり、森の仲間に挨拶したり、一本道ではない山道の進みかたを考えたり…
山登りには、小さなルルが、これから学んでいくことが、盛りだくさんでした。これからの人生で大事なことをおばあさんは教えてくれているんだ、と大人の私が感動しました。
そして、おばあさんが、年をとって、山登りに行けなくなっても、なんの切ないこともなく、ルルが1人で山登りをし、新しい発見をおばあさんと分かち合います。
だれの心にも幸せな感動で沁みると思いました。
また、山道の絵も心癒されます。