大好きな安房直子さんのお話なので読んでみました。
「雪窓」というおでんやさんに起こる不思議な話。
長編ですが、いろんなエピソードが入っているのであきずにどんどん引き込まれていく感じで
昔の時代を考えさせられたり、楽しいようなせつないような冬の夜にぴったりのお話だと思いました。
屋台のおでんやさんが舞台なので夜・・と冬で暗くなりがちなページですが、山本孝さんの絵は表情がとても柔らかで全体の色は暗いのになんだかあったかです。
安房直子さんの文章はあたたかみがあって丁寧です・・声に出してとても読みやすいので・・読み聞かせにもおすすめです。