家族で「池の水全部抜く!」をよく見ており、その番組に登場する加藤先生の書かれた本です。
日本には池がどのくらいあるのか? というところから始まり、池がある理由や池の作り方、池と日本人の暮らしの関係などがとても分かりやすく紹介されています。
テレビを見ていると、「水を抜くと外来生物が・・・!」という方向に行きがちですが、この本では池の水を抜き、かいぼりをすることの意味もきちんと書かれています。
一番興味深かったのは、池と海での養殖の関係です。
とある漫画でこのことについて読んだことがありますが、池のかいぼりが海の養殖の豊かさに関わっているというところは、なかなか目の付け所が良いなぁ、面白いなぁと思いました。
テレビでお馴染みの外来生物についても紹介されていますが、その前段にある池の役割についての内容がとてもよく分かり、興味深く、ぜひ多くの人に知って欲しいと思う内容です。