カエルの苦手な私でもものすごく読みいってしまった、そんな1冊でした。読み始めるとすごく興味がわいていて一体どうなってしまうんだろうという感じでした。子供も私の隣で必死になって絵を見つめていました。カエルは私にとってただ気持ちの悪い生き物でしたが、この本を読んでカエルにも色々と有ったんだなあ、とそんな気持ちを持つことができました。正直今でもカエルは私にとって気持ちの悪い生き物ですが、カエルでも他の虫たちでも、動物たちも、もちろん人間たちもみんな必死で一生懸命に生きようとしていることには変わりがないんだな、と思いました。最後のページが近づくにつれて、ドキッとする場面が多くなっていくのですが、最後のページに描かれている1匹のカエルの姿には本当にこの本で一番ドキッとしてしまいました。カエルがこんなふうに進化して行ったらどうなってしまうんだろう。確かにこれから先もきっとカエルは進化していくんだろうなと思います。でも、生きるために必要なことなら頑張って欲しいと思いました。カエルの進化について書かれていますが、この1冊を通じていろいろな事が学べる素晴らしい1冊だと思いました。小学生にもとても分かりやすく描かれているので、生き物を大切にすることを学ぶためにもとてもおすすめだと思います。