『A FINEFINE SCHOOL』が原題。
筆者は教職時代校長だった人が夫で、
そこの学校に我が子たちも通っていたというので、
そのあたりのエピソードや想いも盛り込まれているのかもしれません。
ティリーの学校の校長先生は子どもたちも先生も授業の内容もみんな
「FINE(最高)!」と自負するあまり、学校の出席日数を増やしてしまおうと考えるのです。
もちろん、校長先生の、学校への愛ゆえなのですが、
ティリーは別の視点を進言します。
学校外活動の大切さ、でしょうか。
子どもたちが学ばなければならないのは、授業以外にもたくさんある、
ということですね。
少し風刺的な展開で、小学校のおはなし会では子どもたちも神妙に聞いていました。
スクールバスでの登校など、アメリカンスタイルの学校生活は少しわかりにくかったかもしれません。
細部に描かれた絵には、本の題名やポスターなど、
それぞれ風刺に満ちた文章が書かれてあるのですが、
残念ながら原文のままですので、少し解説が必要かもしれません。
簡単な英語ですから、大人の方は細部まで読んでみると面白いですよ。