『ルビーの谷』や『めぐるめぐる月』などYA作品で人気がある、シャロン・クリーチがテキストを書いています。
「最高のこどもたち、最高の先生たち、この学校は最高だ」と学校を誇りに思っている校長先生のアイデアで、土曜日も日曜日も登校することになった子どもたち。校長先生のうれしそうな顔と次第に疲弊していく子どもたちの表情が対照的に描かれています。
校長先生が良かれと思ってしていることだけに、なかなか解決するのが難しい問題です。こういうことって、現実の学校でも起こっていることではないでしょうか?本の中の疲れている子どもたちの表情を見ていると、塾や習い事で疲れている子どもたちを思い浮かべずにはいられません。
ハリー・ブリスの絵がちょっと苦しいお話を明るく楽しいものにしてくれています。