日本のことわざ『井の中の蛙、大海を知らず』のとおり、ずっと井戸に住んでいるカエルは世界は井戸の中だけだと思い込んでしまっています。そのカエルは井戸の水が乾き餌が取れなくなったことから、井戸の外へ飛び出します。そして、外の世界で、世界の広さや仲間のいることの素敵さに気づきます。
「え!このカエル、井戸の中が世界だと思ってたんだって!」と娘は驚いていました。大きくなってこの本を読んだら、広い世界へ飛び出していくことの楽しさを感じてくれるのかな。絵もかわいらしくて、文章も読みやすくてよかったです。最後のページ、どれが井戸の中のカエルなんだろう・・・わかりませんでした。