この次はどうなるんだろう・・・
と胸をときめかせて読み進める絵本です。
少年ジョニーとくまの心の動きが、
画面から伝わってきます。
セピア色の落ち着いた色合いも、物語に深みを出しているように思います。
ドンドン大きくなって、村にいられなくなり、
森でお別れをするのだけれど、
一度ならず二度、三度と帰ってきてしまうくま。
そのくまがだんだん大きく画面に現われて・・・。
鉄砲を肩に森へ向かうジョニーの後ろ姿と、
以前と同じ様に散歩を楽しんでいる様に見えるくまの後ろ姿が、
とても印象的です。
何より、「かえでさとうのかたまり」に感謝です。