この絵本の主人公のエイダは、どうしてどうして…。と質問攻めですが、ただ単に見るもの全てに興味を持ってしまい過ぎているんだと思いました。でも、興味を持つからこそ「どうして?」と気になってしまい、人に聞く事になるのだと思いました。
でも普通なら親の立場で言うと、忙しいのに「なぜなぜ?」って一日中言われるとノイローゼのようになってしまいそうですが、エイダの親はどうして。と言う言葉を一緒に探ってあげるようになり、素敵だと思いました。
私の下の子も毎日エイダのように「どうして?」の連発ですが、ついつい簡単にしか説明してあげられていなかったりする事も多く、この絵本を読んでから、子供の「どうして?」の声にもっとしっかりと耳を傾けてあげないといけないかも。と思いました。
子供と一緒に何かを一生懸命考える、一緒になって解決してみる、謎を解いてみる。と言う事は凄く大切なのかも、と思いました。
科学者では無くても、科学者にはならなくても、子供達の好奇心をしっかりと一緒になって受け止めてあげられる親にならないといけない、と思いました。
子供は好奇心の塊だからこそ、少しでも子供が理解出来るように一緒に解決策が見付かると良いと思いました。ダメダメ、と全て において何もさせないのではなく、有る程度は子供達の好きなようにしてもらうのも必要なのかも、と気づかされました。
この絵本は、色々な事に興味を持ち易い子ども達には人気がきっと出ると思いますが、子供達だけでなく、大人にとっては子供達にもっと好奇心を持ち育ってもらえるように促してくれる一種の育児本のようにも感じました。
子供達とのコミュニケ―ション作りの一環としてもこの絵本はお勧めだと思います。