子どもの本のスーパースター、かこさとしが大人になったファンに託した最後?の贈り物…
幼児を含む三兄弟の日常生活から水の性質、生物にとって大切な役割を絵解きしていき…後半では地球全体のスケールに広がっていきます。
作者をリスペクトする鈴木まもるの絵が親しみやすく、成功していると思います。最後の見開き画面に描きこんだ陸海空400近くの生き物、キャラクターが見所です…
この絵本はまず大人が読み込み、次に子どもに読み聞かせ、一緒に楽しみたいと思います。その際、読み手はテキストの流れを切ってでも中身を膨らませていきましょう…そして会話の中で<水>に対する理解が深まるのはむしろ読み手の方になるのではないでしょうか…
絵を描いた鈴木まもるには<鳥の巣研究家>の肩書があり、その鈴木ワールド全開のページもお楽しみの一つ…でも、それはまた別な話…