サンタクロースがやってきました。それに気付いているのは飼い犬だけ。飼い犬は、サンタ=不審者(泥棒)と思っているようで、うるさく吠え立てます。ちょっと異色のクリスマス絵本だと思います。絵と犬の鳴き声のみで構成されています。
息子は絵を一生懸命に見ていました。家の人に会ったサンタは、透明人間なのか?人間は全く気がつきません。この犬は特別な能力があってサンタが見える?本来サンタは人間に目撃されないものなのでしょうか?
題名は「サイレントナイト」なのに、犬が激しく吠え立てているので、全然サイレントナイトではないのですけど。
人間は気付かないけれど、サンタが来たという痕跡だけは確かに残っています。探し物絵本のような要素も入っていて、楽しめました。子どもは、絵を見る力が大人よりも優れているので、たまにはこういう本もいいのじゃないかと思います。異色のクリスマス絵本としてお勧めします。