その生き方がとても素敵な、ターシャ・テューダーさん。
描かれる絵本も、ほんとうに素敵です。
流れるような筆致、落ち着いた色合いの挿絵がとても綺麗です。
この絵本の主人公は、動物達。
でもそこに描かれる街や生活は、ターシャさんが幼い頃に経験し、そして大人になって自分の子ども達と過ごした生活そのままなんだそうです。
雪が降り始め、12月になってクリスマスに向かうまでの日々がつづられています。
子ども達だけでなく、大人たちもみんな、クリスマスを心待ちにしている様子がとても伝わってきます。
古き良き時代の暮らしぶり、本当に素敵です。
絵本の体裁ですが、文章は漢字交じりで振り仮名もないので、大人向けなのかなという気がします。
この本は、自分のために大切にしたい1冊です。