子どもの頃
日本昔話も世界昔話も
イラストとは呼ばずに
「挿絵」それも白黒で
文字が多い本で読んでいる
私にとって
今いろいろなおはなしが
いろいろな作家さんの文章・絵で
絵本として出ているのですが
どうも、イメージじゃないなぁ・・・と
思ってしまいます
自分の頭の中のイメージで作り上げられているのでしょうね
きっと
この作品は、気になる町田さんの絵!!
表紙の絵が目が大きくて
お人形さんのようですが
真っ黒を背景に
肌の色とか、手もアカギレのようですし
マッチの炎もリアルで
この視線の先に何を見ているの?
と、気になって、手に取りました
虐待を連想させたり
現在の社会情勢で
避けたい不適切な言葉は
作品にも取り上げられないことがふえたように
感じているのは私だけではないと思います
確かにそうだとは思うのですが
おはなしの世界では
もともとあった言葉でしょう
それをあえて使用しているのでは?
と、思う箇所もあり
悲しいおはなしなのに
寒々としている中での
澄み切った感じのイメージ
クリスマスツリーや天に昇っていくシーンは
絵本からはみだしそうです
翌朝の様子に
女の方しかいないのも
何かふくみがあるのでしょうか
それと、私のツボは
黒猫ちゃんです(笑
邪魔にならない程度に
寄り添っています
で、本を閉じると・・・
西本氏の解説の
アンデルセンのお母様のはなしも
なんとも身につまされます
アンデルセンのおはなしの世界の
私的イメージによりそう作品でありました
おはなし会では、紙芝居で
「マッチうりのしょうじょ」
脚本: 川崎 大治
絵: 藤沢友一
を使用したことがありましたが
絵本で、今度この作品を
読んでみようかな・・・と、思わされました