本のタイトルを見ると、ちょっと面白そう!、子供が好きそう!と思うような印象がありますが、内容としてはまた違ったインパクトがあります。
まずは地球温暖化で雨が降らなくなっているという事実。
そこからゾウのうんちがどうつながっていくのかと思ったら、エサがなくて、そして国立公園の外へ・・・
そこまでなら、人間から甘いお菓子をもらって、虫歯になったサルのお話と似ているなぁと思うのですが、ここからさらに別の問題へと突入していきます。
今、人間の世界で叫ばれている、地球温暖化への警鐘、そしてごみ問題までに発展するこの作品は、本当に奥が深い。
次世代を担う子供達へ伝えたいことをゾウのうんちを通してここまでまとめられているのは、凄いの一言です。