『の』の世界観に惹かれて、同じ作者のこちらもセレクト。
文字のない絵本ですが、まず装丁にびっくり。
読み物でもないのに分厚い?
いえ、厚紙仕様なのです。
そして、表紙と裏表紙を広げると、絵がつながっています。
男の子と女の子、それぞれが前からと後ろからと、道に向かって進む趣向。
それぞれ、相棒の猫と犬を連れて。
男の子編はMichi、女の子編はみち表記には意味があるのでしょうか。
長く伸びる道に誘われ、ページをめくって現れるのは不思議な空間。
一種の探し絵にもなっています。
そして、縦横無尽の道。
細かく描かれた光景は、見どころいっぱい。
中央で出会う両者。
あとは、読者ののコラボで、物語が紡がれることでしょう。
小学生くらいから大人まで、この空間をどう昇華させますか?