タイトルにつられて手に取りました。
お話はいきなり見返しのカバー部分から始まっています。
ある日、なつこが遭遇したとても寒がりのゆきだるまのおはなしです。
なつこはある日、ゆきだるまに声をかけられます。「どこかあたたかいところ知りませんか?」
なつこは家に連れて帰りますが。。。
ゆきだるまが寒がり、、似たような話どこかで聞いたような、と思ったらアンデルセンにありましたね。ストーブに憧れる雪だるまのお話。
あちらにはちゃんと「落ち」もあり、考えさせられる内容ですが、この絵本はちょっと違います。
こう、暖かいんですね。絵柄もそうですがなつこやおかあさん、おとうさん、みんなが親切なんです。
全員「そんなことしたらとけちゃうんじゃないの?」と思いながらもゆきだるまの寒がりに同情し、あたためてあげます。
すごく大きかったゆきだるまがどんどん小さくなっていく様はユーモラス。その顔もちょっとなさけなくってかわいいです。
ラストまで一直線に話が進んで、あとはぽっと心が温まる感じです。