「きつねとぶどう」というタイトルなのに中表紙のタイトルの挿絵はぶどうだけです。
あれ???きつねは???
お腹をすかした子きつねのために食べるものを捜しに出かけたお母さん。
もう少しで帰ってくるよ・・という頃子きつねは待ちきれなくてお母さんを求めて大きな声で泣いてしまうのです。
最後まで読むと・・中表紙になぜぶどうしか描いてなかったのかが分かるしくみになっている本当に奥の深いお話でしおた。
いもとようこさんの優しい絵、
お母さんが死んだとは描いてないし、描かれてもいない・・・でも〜落ち着いた色あいからどことなく悲しい雰囲気が漂います。
すべてが文章になっていないので、小さい子どもは??少し難しいかもしれませんが小学生になれば、
子どもたちは思い思いに話をつなげて考えていくそして気持ちを汲み取っていく・・悲しいけど親の愛情の深さを感じ、一度は読んであげたい絵本だと思います。