夏休みの推薦図書で店頭に並んでいたので、百人一首や短歌・俳句などに興味を持っている娘にどうかなと思い読んでみました。
「俳句、作ってみようかな」という気持ちになるのはもちろんですが、俳句との出会いを通じてつむぎちゃんの心が変化していくところが素敵です。
「灰色ではなくバラ色だった」というところが印象的でした。
何かを好きだと思えること、夢中になれるものがあることは素敵で、そういうものに出会えた時の気づきや自分の心の変化もまた素敵です。
また、つむぎちゃんの気持ちがよくわかる描写なので、気付くとつむぎちゃんになってしまいます。
イライラしたり、ドキドキしたり、心配になったり、嬉しくなったり。
そんなことも楽しめる一冊です。