ぼくとぬいぐるみのイヌとが、きしゃに乗っていろんな所に行くのですが、その先々でゾウ・白くま・つるなどの動物たちが、「いっしょにのせてって」と、お願いします。これらすべてが、人間の手によって自然を破壊され住む所がなくなったり、象牙や毛皮のために殺されるために、どこか安全なところに連れてってもらいたいのです。
ちょっと、お話がむずかしかったかもしれませんが、最後におかあさんが動物たちがいるのよという場面で、「これは夢でないんだね。本当のことなんだね」と言った子どもの言葉が、私の中でとても重い響きに聞こえました。
これから先ことあるごとに読み聞かせたいし、子どももこの本の言わんとしていることを理解してくれればと思います。