引越しをして新しい町に行くことは、なんだかドキドキワクワクするもの。でも、それまで住んでいた町と別れる悲しみの方がずっと大きいという気持ちが伝わってきます。
ゆうくんは、おひっこしの日の朝、みんなのところへ行って、お別れの挨拶をします。それぞれの思い出を確かめる様子が、その表情からよくわかります。そして出発の時。みんなが、トラックの後を追いかける様子、涙を誘います。新しい町についても、ゆうくんは気が晴れません。
そして、翌朝の事。
子どもたちが小さい頃、引越しを何度も経験した我が家では、その時の子どもたちの気持ちがわかってくるようで、少し辛くなりました。でも、色々な人との出会い、そして思い出がたくさんあることもひとつの財産だと改めて思いました。
ゆうくん、みんなは、いつも一緒にいるよ。