この作品は、息子に・・・。というよりも、私自身が楽しみたくて読みました。
発行が1989年。私、小学校二年生でした。ただただ純粋に、お正月休みを楽しんでいた頃です。
時代は、昭和から平成に変わったころでしょうか?どおりで、懐かしいはずです。
全体的におさえられた色調で描かれていて、それがこの作品にすごくピッタリあっていると思いました。
年の瀬、おじいさんの家に行って
大掃除・お餅つき(丁寧に描かれている)・大晦日のお買い物(市場の歳末大売出しの様子) おせちの準備・門松とお飾りを飾って・年越しそば・そして除夜のかねつき・・・。
一冊の本に、これだけ日本の年末の様子が描かれていて、見ごたえ十分です。
おじいちゃんの家の中、あ〜!!おばあちゃんが用意している新しいカレンダー、1990年ですって!!
この作品の中では、今まさに新しく迎えようとしている1990年。でも現在の私にとっては、もう26年も昔の1990年・・・。うーん、不思議な感じデス。
年末年始の本を探している方、そして大人の方へもおススメできます。読めば読むほど、素敵な作品でした。