読んでびっくりしたのは、この絵本を書いたのが日本人だということです。てっきり、最近流行りの外国絵本の翻訳家と思っていました。
この絵本のすごいところは結構細部までこだわりがあって、裏表紙などにも、たくさんのイラストが載っています。ここを見ているだけでも面白いです。
文章は短いけれど、はっきりとわかりやすくてグーです。
この作者のアフリカという大地への思い入れみたいなものが、とても伝わってくる作品でした。
読み聞かせなどにぜひ使ってほしい作品です。低学年からでも楽しめそうな気がしました。
お子さんと親子で見るようなときには、ぜひ、背景にある山のちょっとふざけたイラストや、踊っている人たちの、てのひらや足の裏の色の違いなどを言い合いながら見てほしいなぁと思いました。
素晴らしい観察眼でした。
でも、うちの子には「えぇ、それが何か?普通じゃん」と、言い切られてしまいましたけど。どうやら好みが出る作品のようです。