娘たちは日本人の母を持ってはいますが、父は外国人、これからも日本に住むことはないでしょう。でも私は娘たちには適当に話せるだけでなく、きちんとした美しい日本語を身につけて欲しいと思っています。主人には「どうしてそこまで日本語にこだわるのか」と言われますが…。
この本は非常に良質な日本語の教科書であると同時に日本語を媒体とした哲学の本であり、社会の本であり、と一言では言い切れないほど広がりのある本です。そして何より素晴らしいのは、ところどころに散りばめられた問いかけに、子供自身が自分の意見を求められるという事だと思います。
とてもおすすめです。