表紙の動物達の楽しそうな姿に惹かれ、読みました。
何処かで見た絵と思ったら、スヴェトラン・ユナコビッチは「ひらいてごらん どうぶつえほん」シリーズの作者でした。
シリーズの中で、「このがっき だあれ?」を読んだことがあるのですが、クイズ形式の楽しい仕掛けにと、その愉快な絵に魅了された記憶があります。
物語は、主人公のペンギンのピコがまちで迷子になるシーンから始まります。
街中で、サッカー場で、デパートで、マラソン大会で、海岸で、船上でとピコ探しのシーンが続くのですが、これが、絵にとけこんでいて、なかなかのもの。
動物達の姿も、愛嬌のあるもので、それぞれの表情も個性豊かなものです。
良くあるパターンの物語ですが、そのユニークなキャラが秀逸で、誰しもが楽しめる作品になっていると思います。
幅広い層にオススメします。