河原で拾えるような、身近な石の、性質や名前などを紹介する科学絵本。
2018年刊行。
最初に石の写真があって、「つぶが見える」「つぶがみえない」などの簡単な特徴が書かれている。読み進めていくと、最後に名前や種類などの詳しいプロフィールがわかる。
最初に名前を言わないので、先入観がなく、「なんだろう?」と興味を持って見られる。読者に参加してもらい、一緒に考えてみる工夫がしてあり、ぼ〜っと見ているだけで終わらない絵本。
良く見ると、色も、個性的であるし、質感もざらざらしていそうだったり、つるつるしているのが感じられたり、いろんな個性が伝わる。最後には、素人もわかりやすいように、しっかりと整理された情報、図がまとめてあり、自然と頭に入る。
石とは、なんでも同じもののように見えてしまっていたが、こんなに個性が違っているなんて、面白い。
道端の石も、河原や田んぼにあるものも、何かの名前がついていそうで、観察が楽しくなる。
こういう絵本は、人生に潤いをもたらしてくれる。