すっかりブルンミシリーズの大ファンになった、
3歳の娘と読みました。
表紙の絵には、シートにサンドイッチやジュースを広げて
楽しくピクニックする二人の様子。
でも、ここに至るまでに、アンニパンニがどれだけ大変だったか!
必要な荷物はアンニパンニが全部持ち、
途中リスに大声をあげるブルンミを注意し、
疲れたとグズるブルンミを叱咤激励し、
ようやくたどり着いた丘の上。
アンニパンニ、おつかれさま!
苦労してたどり着いた丘の上でのピクニック、
きっとそよ風もやさしく吹いてきて、
涼しく美味しく過ごせたに違いありません。
と思ったのもつかの間、
帰りは帰りで、
調子に乗って下り坂を走って転んで泣くブルンミ。
だから走るなって言ったのに・・・。
それでもやさしく手当てして、おんぶまでしてあげるアンニパンニ。
リュックに救急道具まで入っているアンニパンニの準備のよさには
頭が下がります。
さすがの娘も一言、
「リヤだったら走ったりしないよ。
ちゃんとおりこうに歩いて帰るよ。」
と、上から目線でブルンミに苦言を呈していました。
も〜ブルンミは、どうしょうもないなぁ。
なあんて言いながらも、
彼らの背景に描かれたたくさんの自然を見つけては
喜ぶ娘。
あーこんなところに巻貝があるね!
とんぼも飛んでるね!
うわーとかげが岩に貼りり付いてるよ!
ふとしたところに見えるてんとう虫やクワガタ。
こんなところにきのこもあるよ!
ブルンミ、持って帰るかなぁ!
あちらこちらにちりばめられた自然のかけらは、
まるで宝探しのようで、
ブルンミたちと一緒にピクニックへ行って帰ってきた娘は、
とてもキラキラした眼をしていました。