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ブルンミのピクニック」 ととくろさんの声

ブルンミのピクニック 作・絵:マレーク・ベロニカ
訳:羽仁 協子
出版社:風濤社
税込価格:\1,100
発行日:2006年05月
ISBN:9784892192791
評価スコア 4.51
評価ランキング 7,475
みんなの声 総数 42
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  • ブルンミの世界、広がる。

    • ととくろさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子5歳、女の子1歳

    ブルンミとアンニパンニ、
    このシリーズはどれもとても可愛い絵本です。
    このピクニックはアンニパンニの行動力とブルンミの成長が見られる、
    親子のお話のように感じられます。

    ちょっとした好奇心から始まります、
    家で変わった形の岩を見た二人は
    行ってみようと、さっそく行動します。
    このフットワーク!なかなかないですよね。
    道中ブルンミは困難を目にするとひるんで弱音を吐きますが 
    アンニパンニはこうすればいいと言って、颯爽と導くのです。
    アンニパンニのその指示の的確さにほれぼれしてしまいます。

    日常のことをテーマにしている絵本シリーズですが
    ピクニックというよりは冒険に近い内容で、
    シリーズ中でも感じ取るものが多いと思う絵本です。
    困難をアンニパンニと乗り越え、素敵なピクニックを堪のうしたり
    けがをしたブルンミは寝転がった際、自然からのちょっとしたご褒美、
    リスを見ることもできます。
    私たち家族もキャンプやアウトドアが大好きなのですが
    どんなつらいことがあっても素敵なことが体験できると
    それだけが思い出のフレームに包まれてくれます。
    また行きたいと思うものです。

    岩から見た家、
    帰ってきてから家から見る岩、
    ブルンミはそれをずいぶん小さくなったね、と言います。
    行く前は風景の一部だった岩を、ぼくの岩だとも呼びます。
    冒険を通して、ブルンミの世界は広がったのでしょう。

    恐れないで、出て行こう。
    準備と負けない心があれば
    きっと素晴らしい体験が待っているよ。
    この小さな可愛い絵本は
    私たち親子にそんなエールを送ってくれています。
    外に行くのに弱気になっていても
    ともかく行ってみよう、
    そんな気分にさせてくれる絵本です。

    投稿日:2014/08/22

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