『サンカクさん』『シカクさん』とくれば、期待大です。
やんちゃなサンカクさん、実直なシカクさん、奔放なマンマルさん。
それぞれの個性が思わぬ方向に物語をけん引します。
マンマルさんの滝の近くでかくれんぼしていた三人。
滝の後ろは暗いから隠れるのはナシ、というマンマルさんの忠告を無視して、
滝の後ろに入ったサンカクさん。
それを指摘するシカクさん、呆れて探しに行くマンマルさん。
それぞれの立ち位置が絶妙です。
そして、暗闇で繰り広げられる意外な事実。
マンマルさん、そもそも宙に浮いた存在感ですが、
やはり、超越した物を引き寄せるようですね。
そして、絵本ならではの素晴らしいフィナーレに拍手!です。
意外なところで、マンマルさんの手も発見。
幼稚園児くらいから大人まで、滋味深く楽しめると思います。