子供のころはなんの疑問も無く、かわいそうな動物達が幸せになってよかったよかったと思っていたのですが、大人になって読み返してみると、いくら泥棒の家とはいっても、こんなふうにしてのっとってしまっていいのだろうかとか、ブレーメンにはたどり着いていないのに、ブレーメンの音楽隊なんだ、とか、いろいろ思ってしまいました。
4歳の娘は、動物達がなぜ飼い主達にかわいそうな扱いをうけたのがかわからないようで、家畜として働く動物に接したこともありませんし、時代的なものも理解するのは難しいようでした。それでも、気に入ったようで、なんどもなんども読まされました。
絵もよく見ると細かな所まで書き込まれていて、いろんな年代の人がそれなりに楽しめる本だと思います。