このシリーズは深い内容で、心にじーんときます。
のうさぎさんは、家財道具を大好きなおひさまに当てるため、
外に運び出します。
おおかみくんがやってきて、手伝ってくれます。
のうさぎさんが「だいすきなだれかさん」の話をすると、
おおかみくんは気になります。
その表情がちょっとかわいそうになるくらいです。
のうさぎさんを思っているのですね。
そのだれかさんは、おひさまでした。でも、雨の日はきません。
そこで、おおかみくんは、雨の日にのうさぎさんの所にやってきます。
おおかみくんって、のうさぎさんが大好きなんですね。
そんなおおかみくんを、のうさぎさんは「雨の日のおひさま」と言ってくれます。
おおかみくんの思いが届いてよかったです。
相手を思ってしたことは、あたたかいです。
本当におひさまみたいに、心を温めてくれます。
このシリーズは、高学年の子どもたちにぜひ読んでもらいたいです。