主人公はほたるですが、死にかけたほたるに勇気を与えた白いばらと、それを疑問視する赤いばらが印象に残りました。
死にかけたほたるに、涙のしずくを落として息を吹き帰らせた白いばらは、空の星たちをほたるの友だちだと言い聞かせ、空に飛び立つように力づけました。
ほたるが飛び立った後に、赤いばらがそんなことは無理だと呟きます。
どちらが正しいのでしょう。
実は赤いばらが本当の事を言っているのですね。
でも、ほたるには白いばらの言葉が嬉しかったのです。
自分の可能性に向けて、飛翔したほたるを応援したいと思います。