初めて読んだキューライスさんの作品です。
なんでしょう、このコントのような展開は!
ナンセンス絵本、ともまた違う。でも何だかとってもクセになる一冊です。
主人公はうさぎのうさやまさん。
うさやまさんが庭のにんじんばたけを耕していると、ゴリラがやってきます。
うさやまさんは、
ゴリラさん、いえの前にいてもいいけど畑に入ってはだめですよ。
完全無視で畑にはいるゴリラさん。
すかさずうさやまさんは、
ゴリラさん、畑に入ってもいいけどにんじんをとってはだめですよ。
またもや無視して人参を引っこ抜くゴリラさん。
こんなやりとりがどんどん進んでいくのですが、
これはもう、もっとやれ!のふりかと言いたくなるようなコントのような展開。
脱力感のある絵もお話にとっても合っていて面白いなと思いました。