何だか胸が痛くなるお話でした。
学校から一人で帰り、帰り道に保育園に弟を迎えに行く女の子。
家に着くと、ご飯のしたく。
お母さんは工場で遅くまで働いている。
寂しいからか女の子は、ライオンに一緒にかえろうと声をかけ、お母さんが帰ってくるまで一緒にいて、とお願いします。
帰ってきたお母さんはひどく疲れていて、ゆっくりする間もなく、眠りにつく。
眠る前、ずっと出てこなかったお父さんが、写真の中にいました。ライオンにお父さんを重ねているのでしょうね。
短い文章の中からも、女の子の寂しさ、それでも懸命に生きる強さを感じました。