このお話には、主人公のちさとちゃんが、なぜうまく下半身を動かせないのか、その理由が語られていません。
唐突に病室のシーンから始まっているので、読み始めた時はシリーズものかな?それとも、回想から始まっているのかな?と、思いました。
石川えりこさんはところどころ色を使っていますが、多くは鉛筆書きのデッサンのようなモノクロで描いていました。
なので、色付けしたある所がとても目を惹きました。
すべり台と,しゅんくんが竹馬で取ったびわは、最初の場面からずっと黄色いんですよ。
とても素敵なエンディングで、ほんわかした気持ちになれました。
ちさとちゃんの未来が明るいことを祈ります。