ウィリアム・スタイグさんのコールデット賞受賞した作品ということで選びました。
絵が美しくて分かりやすいです。
シルベスターが魔法の小石を見つけたところは絵本にありがちですが、なんと石になったら元に戻れなくなってしまった。
すぐに戻れるだろうと思ったら、両親は悲しみ、シルベスターもすっかり落胆して季節がどんどん変わっていきます。
そして、最後に奇跡がシルベスターを元の姿に戻してくれました。
家族がそろってさえいたら、魔法の石なんていらないとしまってしまいました。
派手に騒ぐ内容ではないので子供に大うけする本ではありませんが、静かに文化として子供に残される本で、私は好きです。
子供がいなくなると親はこんな風に悲しむのよと教えてくれる珍しい本だと思います。
今いじめなどで悩んでいる子たちに聞かせてあげたい本です。