深い森のおくの木の根もとに、こびとのおうちがあります。そこには、お父さんにお母さん、それに元気な子どもたちがすんでいます。森のくらしは、とても楽しく、いろいろなことがあります。子どもたちは、りすとかくれんぼしたり、かえるととびくらべしたり、ときにはこうもりの背中にのって空をとんだりします。けれど、こわいことだってあるのです。近くの山にすんでいる、大きなばけもののようなトロルは、子どもたちが通ると「わっ!」と大きな声でおどかすのです。わるいへびもいて、お父さんがまつかさのよろいを着て戦ったりします。 美しい妖精もいるし、ふくろうおばさんの学校もあります。春から冬までの自然の移り変わりのなかで、こびとたちが生き生きとくらしているようすが、美しくうるおいのある絵で描かれた、楽しく心にしみる絵本です。 スウェーデンの最高賞、ニルス・ホルゲンソン賞を受けている絵本作家エルサ・ベスコフの作品です。この絵本は煩雑になっていく世の中で失われがちなものを見事にとらえています。家庭の本棚に、いつまでも大事に残したい絵本の1冊です。
ワタクシは、エルサ・ベスコフさんの絵本に登場する妖精や小人といった小さなモノたちのお話も大好きです(o^_^o)
今回は、森で生活をする小人の家族のお話でございましたが、小人の子どもたちの帽子姿が可愛らしいのです(*^o^*)
ただ、今回の内容とイラストは可愛らしいだけではございませんでした(>_<)森に住む動物達が沢山登場致します。心優しい動物や賢い動物は勿論の事。そうではない生き物も沢山いるのです(>_<)
子どもたちは、両親の仕事の手伝いをしたり、働く姿をいつも見たり、話を聞いたりして学び、興味を持ち、自ら行い成長して行きます(o^_^o)遊ぶ事だって忘れてはおりませんよ(o^_^o)子どもとは、こういうモノなのでしょうね(o^_^o)
ワタクシとしては、見るのもおぞましい苦手な生き物も登場致しましたが(x_x)
森の1年を学べる、そんな1冊でございました。