森の中の一本のもみの木のお話です。
もみの木は町でクリスマスツリーになることを
願い、それが最大の幸せと思っているようです。
もみの木の気持ちは分かります。
高校生のとき私も同じように思っていました。
都会の大学へ行くことが将来を豊かにする
と思っていました。でも、田舎大学へ行きましたが
就職し結婚しかわいい子供を育てる
とっても幸せな母になれました。
もみの木も結局は動物や赤いつる草に
囲まれ森の中でクリスマスツリーになれます。
私にとって人生の価値を考える絵本でした。
佐野洋子さんの絵本は名作揃いです。
亡くなられて残念です。
ご冥福をお祈りいたします。