古代神話の大国主命(おおくにぬしのみこと)の複雑なエピソードを
コンパクトに知ることができます。
いたずらをしてワニに皮をはがれたうさぎが、
おおくにぬしのみことに教えられた方法で元通りになるお話は有名です。
実際鳥取県の白兎海岸には、うさぎが体を洗ったという池があるのですから、
あながち神話とすまされませんね。
後半は、兄弟から妬みによる意地悪や、
すさのおからの数々の試練を乗り越え、すせりひめと結ばれます。
成年になるための試練の儀式という解釈もあるようですね。
それだけに、ある程度自立を意識始めた年齢ではないと
理解しにくいお話かもしれませんね。