ある夜のこと。
お姫様に憧れている女の子は、まばゆい光で目を覚ましました。
枕の横にいつの間にか置かれていた手紙は、お城のパーティの招待状でした。
パーティに参加するためには、それにふさわしい女の子にならなければなりません。
女の子は、いつの間にか連れて来られていた建物で準備を始めました。
まずはお風呂で体を洗って、それが終わったらドレスを選んで、そして靴を選んで……。
準備は、目に見えるものだけではありません。
マナーも身に着けなければ。
女の子は、おじぎの仕方や食べ方のレッスンを受けました。
その場にふさわしい女の子になるためには、自分を高めなければなりません。
そのままで良いわけがないのです。
憧れを憧れのままにするのか自分のものにするのかは、自分次第。
叶えるためには努力が必要なのだと、この絵本は言っているようです。