4歳の娘と読みました。
普段からピザ生地を練ったりするのが大好きな娘は、
どんくまさんがパン屋の納屋で一晩を過ごすという
シチュエーションに大喜び!
娘の期待通り、翌朝からパンを作ることになったどんくまさん。
うさぎの子供たちも加わって、ワイワイといろんなパンを製作する姿は
本当に楽しそうです。
が、戻ってきたパン屋のうさぎおじさんに叱られたどんくまチーム。
私がうさぎおじさんでもこうするわ。
とふと横を見ると、娘は、わが子とのように、ガッカリしています。
我が家でも見に覚えが大アリですが、
子供たちが夢中になってる楽しいことは、多くの場合、
オトナに怒られるもんです。
いろんなパンをせっせと作るどんくまチームと、
ハサミで折り紙を手当たり次第に切って「蕎麦作った!」とか言ってる
娘の姿が、頭の中で重なった瞬間でした。
その後機嫌をとりなおしたウサギのおじさんの発言に、
「うん、うん、そうだよ」と深く頷きながら読んでいた娘。
なんだか私の方が反省させられる雲行きのストーリーです。。。
どんくまさんとは初対面の私と娘ですが、
楽しいことを楽しめるどんくまさんのまっすぐな性格が
とっても好きになりました。
子供のまっすぐで素直な心が、どんくまさんになって、
現れているようでもあります。
私にとっては、娘が「どんくまさん」のうちは、
できるだけ広い心で接するよう心がけようと
思わされた一冊でした。