松谷みよ子さんのもとに届いた手紙。
それは、いじめにより、妹をなくした姉からの手紙でした。
その手紙を元に書かれたのが、このお話です。
たんたんと、静かに、妹の人生を描いています。
それと同時に、妹を救うことができなかった姉の悲しさも伝わってくるような作品です。
妹が自分の部屋から、いじめた同級生たちが高校生になっているのを見る場面があるのですが、そこで涙が止まらなくなってしまいました。
すべてのヒトに、今、読んでもらいたい絵本です。
この絵本が出版されたのは、1987年。
20年前の絵本が、今でも必要とされています。