『IMAGENE A DAY』が原題。
『終わらない夜』を読んだ後だったので、その光がまぶしく感じました。
トリックアートなのですが、まさに白昼夢。
こんなに明るい世界で、こんなことが起こっていいの?と感じました。
決して違和感のある絵ではないのに、どこかで空間がねじれている?
とういうか、違う世界に溶け込んでいる、でしょうか。
私は内表紙の帆船がお気に入りです。
家の周りの堀も素敵です。
あ、ジグゾーパズルも、図書室も捨てがたいですね。
二次元の絵の情報から、読者の脳に取り込まれて三次元に再生される時の
トリック。
この驚きは、読者自身が作りだしたものなんですから、
まさに「IMAGENE」。
軽やかな世界を、じっくり楽しんでほしいです。